遠藤保仁の
『自然体 自分のサッカーを貫けば、道は開ける』
を読みました。
以下、感想。
夏休みだし、読書感想文だね。
タイトルが“自然体”なので、
いつも通り自然にやってるだけでいいっていう話が
書いてあるのかな?って思ったんですね。
ところがそうじゃないんです。
大舞台で緊張せずに、いつも通りの自然体のプレーをすることが
サッカーではとても大事なんだっていうことが書いてあるんですね。
そのために、どう取り組んできたかっていうことを
遠藤自身のサッカー人生と照らし合わせて
あのときはああだった、こうだった、っていう形で書いてあります。
サッカーにおいて、メンタルがいかに大事かってことが、
これを読むとよくわかります。
それと、サブタイトルの
“自分のサッカーを貫けば、道は開ける”なんですが、
確かに貫いてる部分もあるんですけど、
人との出会いで新しい考えを吸収して、
路線変更をしてる部分も多々あるんです。
ただ、本を読んでて感じたのは、
すごく意見がハッキリしてる点です。
これはイイ、あれはダメ、っていう
自分の意見がハッキリしてる人だなっていうのがわかります。
サッカーにおいて、自分はなにをしたいのか、
何を求めてサッカーをしてるのか、
そこがハッキリしてるから、その基準で選択が出来るんだと思います。
遠藤が自然体に見えるのは、その基準がブレないから、
いつも通りで居られるって事なんじゃないかなと思いました。
あと、ガンバ大阪のサッカー専用スタジアムが必要とか、
何気にちゃっかりおねだりをしてます。
それから、ジーコの悪口が遠まわしに書いてあったりして、
なかなか面白かったです。
ただ、個人的には先日読んだ松井の『独破力』のほうが面白かったかなぁ。
遠藤の方は誰が読んでも納得できる感じで、
松井の方は賛否両論ありそうな感じです。