自然界の器

今日のスッキリの天気予報のコーナーで、
鮭の話をしてたんですが、ビックリしました。

まず、鮭のオスは川を上る前とあとでは、
見た目が変わるんだそうです。
で、それはなんとなくはわかってたんですが、
遡上前と遡上後の鮭を並べて見せてくれたんですね。
それがまぁ～、とんでもない変化なんですよ。

遡上前の鮭は、普通の魚って感じなんですが、
遡上後は、ものすごくイカツイんです。
あごがしゃくれたり、体に赤い模様が出てきたり、
荒くれ者って感じなんです。
その違いがまるで、
中学生まで真面目だったのに、
高校で暴走族になったような感じなんですよ。

で、次の変化があるんですね。
遡上した鮭のオスはメスをめぐって争うんですが、
その際、負けたオスはなんと、
その荒くれ者の風貌から一転して、
体がメスの模様に変わるんです。

つまり、中学まで真面目だった彼が、
高校で暴走族になり、
最後は恋に破れてニューハーフになるわけです。

人生、わからないものですね。
そして、それが当たり前のことである自然界は、
器が大きいなぁと感じました。
これが人間界だと、親戚の風当たりが強そうです。