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先ほど、『ジャンヌダルク』(PSP)をクリアしました。
以下、感想です。

このゲーム、なんて言ったらいいのかなぁ。
すごくキチンと作ってあるんだけど、
フワフワしちゃってるんですね。
すごくもったいないんです。
たぶんだけど、そこそこお金をかけて作ったんじゃないかと思うんですよ。
画像もきれいだし。
ただ、今ひとつ面白くないんですね(笑)

まず一番ダメなのが、ゲームバランスだと思うんですよ。
ちょっと無理をして、強い敵に挑もうとした場合、
完全に無理なんですね。
攻撃してもダメージ0になるし、最大ターン数も決まってるんで、
時間をかけて戦うこともできないんです。
逆に、ちょっとレベル上げをしすぎて、自分が強くなっちゃった場合、
敵に圧勝しちゃうんですね。
なにしろ、今度は敵の攻撃がダメージ0ですから。
つまり、楽しくゲームを出来るレベルの範囲が確定してて、
そこをはみ出すと全くお話にならないんです。

更に、レベルが上がるシステムもダメなんです。
経験値100ポイントが溜まると、レベルが1上がるんですね。
で、1回攻撃がヒットするとそのつど経験値が貰えるんですが、
その最低値が5ポイントなんですね。
弱い敵に攻撃がヒットして、5ポイントです。
さらに、マップをクリアするたびに、ボーナスポイントも加算されるんですね。
だもんで、ホイホイレベルが上がっちゃうんですよ。
で、普通のRPGだと、ある程度のレベルまでいくと、
次のマップレベルに合わせるために、
レベルが上がりにくくなりますよね?それが無いんですよ。
だもんで、うっかりフリーマップでアイテム探ししようかな~なんて思ってると、
必要以上にレベルが上がっちゃって、ゲームが全然面白くなくなります(笑)

このゲーム、主人公のジャンヌとその他数人だけ、特別な腕輪をしていて、
変身できるんですね。
変身すると、特殊な能力が使えたりするんですが、
2ターンくらいしか持たないんで、
ここぞという時に変身しなくちゃいけないんですね。
そのタイミングを計るのがこのゲームの醍醐味なんですよ。

ところが私、レベル上げをしすぎてしまいまして、
ラスボスとの戦闘時、変身のことをすっかり忘れて、
シラフで呆気なく倒してしまいました(笑)

ということで、そこら辺のゲームバランスの悪さが気になります。
戦闘自体は結構楽しいんですよ。
レベルのバランスがいいときは楽しいんです。
なので前半は楽しかったです。

ストーリーはなかなか面白かったです。
中盤に起こる重い出来事にしっかり向き合うあたりは好感が持てます。
まぁ、その中盤の暗さで若干拒否反応は出ましたけど(笑)
最終的にはしっかり解決できるんで、よかったです。

アニメは残念です(笑)
ジルっていう目の周りが黒い人が居るんですが、
その黒いところの範囲がアニメだと広くなってるんですね。
CGだとアイラインって感じなんですが、アニメだとパンダになってるんです。
っつーか、そもそもどうして目の周りが黒いのかが謎なんですけど(笑)

そんなところですかね~。
オススメではないんですが、
すごくいい暇つぶしになるので、
寝る前のゲームにはちょうどいいです(笑)
 

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