『タクティクスオウガ 運命の輪』(PSP)をクリアしました。
はぁ~~~めんどくさかった~~~。
ということで、感想です。
まずこのゲームなんですが、
昔あった作品のリメイクなんですね。
でも、元の作品はやったことがないので、
初めてやるわけです。
ただ、システムは以前プレイしたFFのタクティクスに似てるんですね。
なので、だいたい感じはわかります。
で、やってみたんですが。
とにかくめんどくさいの一言。
まず、装備とかを整えるのが面倒なんですね。
例えば、主人公。
片手剣のスキルを上げたいので、
剣は片手剣で最高のもの、
防具はバランスよく、っていう感じで装備させたいんですね。
ところが、“攻撃力重視でオススメ装備”っていう、
オートで装備を整えてくれる機能を使うと、
片手剣じゃなくて、両手剣を装備しちゃうんですよ。
仕方なく“防御重視”にすると、また目当てとは違う装備に。
それで結局、一人一人を手作業で装備をする羽目になります。
全く、オート機能が、機能しません。
次に、スキルと魔法。
これはもっとややこしい。
例えば、回復魔法のヒールを出来るようにしたいとすると、
お目当てのキャラに、神聖魔法のスキルをセットして、
さらにヒールを覚えるための呪文書を入手して
覚えさせなくちゃいけないんですね。
で、人数がたくさん居るわけですから、
誰に神聖魔法セットしたっけ?とか、
この呪文は覚えたっけ?とか、
どんどんわからなくなってくるんですね。
更に、神聖魔法はセットしていても、
レベル制限や、クラス制限で呪文を覚えられないこともあるんです。
それをわかりやすく表示してくれるならいいんですが、
全くわかりにくいんですね。
さらには、呪文書の名前が“ヒールの呪文書”なら、わかりやすいものを、
名前が違うんですよ。“生命の呪文書”なんですね。
こういう作り手のナルシスを加えたせいで、
「生命の呪文書ってなんだっけ?」っていう疑問を、
上のほうに小さい字で表示されるのを読んで確認しなきゃいけないっていう一手間が、
プレイヤーに課せられるわけです。
イライラします。
私がシュミレーションゲームに求めるものは、
機能美なんですね。
シュミレーションは、プレイヤーが作戦を練ることが最大の目的なので、
プレイヤーに作戦を練りやすいようなシステムを提供するのが、
作り手側の使命だと思うんですね。
そこをないがしろにして、
見た目だけの美しさを押し付けられたように思います。
確かに絵はきれいだけど、
絵の美しさよりも、敵と味方を判別しやすくすることのほうが重要です。
そういうところがたくさんあって、
とにかくイライライライラしました。
これは映画じゃなくて、ゲームなんだってことを考えて欲しいです。
ストーリーは、そんなイライラのせいで、よく覚えてません(笑)
いやね、複雑なんですよ。
たくさん人が出てきて。
でも、みんな顔が似ててさぁ~、誰が誰やら(笑)
それと、クリアまでに結構な時間がかかるんで、
前回までのストーリーを忘れちゃうんですね。
大筋はわかるんだけど、会話に名前出されても、
それって誰だっけ?って感じです。
なのであんまり、入り込めませんでした。
ということで、チマチマやりたい人にはオススメだけど、
ゲーム初心者とか、私のように心地よさを求める人には向かないです。