M-1グランプリ、今年で最後なんですね。
妙に納得しちゃうのはなぜなんだろう?(笑)
そんなわけで、今年も勝手に審査しておりました。
毎年やってるんで、審査できなくなっちゃうのは寂しいかな。
ということで、以下、私の審査結果。
審査の基準なんですが、
私はお笑い芸人では無いので、
技術よりも面白かったかどうかを重視してます。
そこら辺は実際の審査員とは違うところです。
あと、関東の人間なので、
大阪のコテコテはちょっと苦手です。
完全なシュール好きです。
そういった趣味が反映してます。
それと、同じ点数をつけないようにするために、
序盤は低めにつけて、後半は順位を気にして点数をつけてます。
まずは決勝の出番順に点数と寸評。
カナリア 80点
歌のネタなので、どうしても間延びするなぁと思いました。
ツッコミにも、もう一工夫欲しいところ。
かぶせて笑わすところが、イマイチ上手くハマらなかったのが残念。
ジャルジャル 75点
いかにも漫才風の出だしが寒くてビックリ。
中盤で、それがネタのフリだっていう事はわかったんですが、
意図的なマイナススタートを後半で挽回しきれなかったように思います。
あと、“いかにもな漫才=寒い”っていう前提があるように見えたんですが、
M-1に対する姿勢として、それはどうなんだろう?(笑)
スリムクラブ 90点
独特の間の取り方が絶妙でした。
間を取ったあとに発する言葉も、センスが良かったです。
発する言葉が少ない分、一つ一つの言葉のセンスを問われるわけですが、
それが上手くはまっていて良かったです。
序盤、もう少し工夫があると、なおいいと思います。
銀シャリ 72点
いかにもな大阪漫才の形態だったんですが、
内容がちっとも面白くなかったです。
たぶん、技術的にはちゃんとしてるんだろうな~とは思ったんですが、
面白いかと言われると、う~ん。
ナイツ 82点
いつも通りの安定した内容でした。
ヤホーを封印して挑戦したのはいいけど、
内容的にはほぼ同じで、新しさは無かったです。
前半は良かったんですが、
後半たたみ掛けるはずのところで転げ落ちた印象です。
笑い飯 85点
いつも通りなのですが、クリスマスのネタだったり、
去年流行った謎の生き物ネタを持ってきたりで、
ネタのチョイスが良かったです。
ただ、去年の方が面白かったように思います。
ハライチ 81点
ワンパターンすぎたので、もう少し変化が欲しかったです。
あと、フリの言葉のチョイスがイマイチ。
序盤に入れた戦場カメラマンが締めでまったく効果ナシだったりと、
ネタの構成が雑なのも気になりました。
ピース 78点
吸いながらしゃべるまでは我慢できたんですが、
舐めながらしゃべるとかは、下品すぎて引きました(笑)
綾部が控えめで、ポテンシャルが発揮されてなかったのも残念。
敗者復活
パンクブーブー 88点
今日の中で一番漫才らしい漫才だったように思います。
勢いもあったし、悪く無かったです。
ただ、聞く人を騙すような手法の漫才なので、
後半、疑いの気持ちで聞いてしまって、
素直に笑えなくなるのが残念。
最終決戦
スリムクラブ 93点
前のネタよりも面白かったです。
お葬式の参列者と受付っていうシチュエーションも
わかりやすくていいし、彼らに似合ってました。
ただ、中盤の歌うところの歌のチョイス、
わかりにくかったように思います。
それ以外は、文句無く面白かったです。
笑い飯 80点
前のネタのほうが面白かったです。
同じパターンだけに、もう一ひねりしてくれないと
笑えないです。
パンクブーブー 70点
前のネタとほぼ同じな上に、
読めてしまうと面白くないネタだったので、
全く面白く無かったです。
ということで、個人的には優勝はスリムクラブです。
こういうセンスのいいお笑いが大好きです。
全体的には、少しレベルが下がった印象です。
でも、スリムクラブに出逢えたので、個人的には満足です。