先ほど、テレビで放送していた
映画『ゴールデンスランバー』を見たんですけど。
うーん……。
人にお勧めはしないかな(笑)
以下、ネタバレ。結末を書かないと感想の書きようがないので、
結末を知りたくない方は、以下を読まないように。
まずどんな話かをザックリ書くと、
一般人だった主人公は無実の罪を着せられて逃げ回るんですが、
身代わりの死体が見つかって、事件は幕引きになるんですね。
最後は整形手術をして、別人になって生きていく、っていう話です。
映画では、冒頭で無実の罪を着せられて、
ストーリーのほとんどは逃げてるところです。
最後に幕引きの一件があって終了。
逃げる最中、昔の仲間とのやりとりや思い出などが挟まる感じです。
劇中では警察もマスコミもあてにならないから、
逃げるしか生き延びる道がないんですね。
なので、この結末はスッキリしないけど、納得は出来ます。
で、この映画の言わんとするところを要約すると
“一般人は巨大な権力に相対した時、どんなにあがいても
対抗することはできず、逃げるしか道はありません”
ってことになると思うんですね。
そう考えた時に頭に浮かんだのは、
“人間はこの世に生を受けた以上、死から逃げ続ける”っていうことを、
庶民と巨大権力に置き換えて表現しているのかな?ってことです。
そういう意味でタイトルの『ゴールデンスランバー』を考えると、
逃げる合間の休息(友人と接する大切な時間)こそが、
人生で一番大切なものですよ、ってことを言いたいのかなと。
まぁ、1回映画見ただけだし、原作を読んでないので、
あくまで私の解釈なんですけどね。
で、感想なんですが、
仕方なく納得はするけど、心には響かない。っていう感じです。
見終わって気分が良くないんですよ。
希望が見出せないし。
あと、何だろう?合わないのかな。肌に。そういう感じです。
堺雅人が主演だから、最後まで我慢して見たんだけどね。