2周失敗して、3周目でようやくクリアしました。
まだ1人しか落してない状態なんだけど、
何しろ1人のために3周しちゃったので、
ここで一息つきたくなりましてね~。
ってことで、もう感想を書いちゃいます。
まず、ざっとどんなゲームか説明します。
主人公は新聞部の部員になって、
学園に現れる怪盗シルバーシークの謎を追います。
その最中、攻略対象の男子と仲良くなるわけです。
システムは選択式のアドベンチャーに、
会話のコンボシステムや探索などが加わったものです。
で、難易度が高いです。
1周目を適当にやって、グッドエンドにたどり着くのは難しいです。
どう難しいかっていうと、
まず、グッドエンドに辿り付く為の条件が厳しいんですね。
100点満点を取らなければ不合格、っていう感じです。
2つ目に、その条件を満たしているかどうかの判別が、
わかりにくいです。
私の場合、2周やってみて、埋まってない部分を見つけて、
これを埋めないとダメなのかな?って、やっと気付きました。
3つ目に、探索とか会話のシステムが難しいです。
1回目のプレイでは勘でやるしかないので、
とても1回ではクリアできません。
セーブとロードを駆使してやるしかないです。
ってことで、かなりのめんどくささです。
しかも、どのキャラのルートも一緒っぽいんですよね~。
それから、内容なんですが。
糖度が低いです。
最初からモテモテではなく、ほぼフラットな状態からのスタートなんですね。
で、まだ1人しか落してないんですが、
終盤でも甘さはほとんど無かったです。
でも、私はこれくらいが好きです。
不器用な日本人の美徳、っていう感じで。
「好きだ」「愛してる」を連発されるより、ずっといいです。
なので、キャラは意外と好きです。
まぁ、絵は残念なんですけど。
立ち絵は横を向いただけで別人な人も居ます。
スチルなんてもう……笑いを取りに来てるのかな?っていうのがありました。
主人公はドジでポジティブです。
面白いし不快感は無いので悪くないですけど、
ムードが無いのが難点です。
文章の表現とかは普通です。
システム重視のシナリオなので、
主人公目線の「よーし、頑張るぞ!」な感じです。(←これ、わかりますかね?)
ストーリー自体は、全然面白くないです。
怪盗の正体なんですけど、怪盗が登場した時点で、バレバレです。
変装がヘタクソです。しかも、怪盗の衣装が面白すぎです。
ミュー○ント○ートルズ的な、目のハチマキ?
あれには度肝を抜かれました。
このゲームは、実はかなり人を選ぶんじゃないかと思いますわ。
・難易度の高さを迎え撃つポテンシャルがある。
・糖度が低い方が好き
・絵は全く気にしない
・怪盗っていう幼稚な設定、シナリオの残念さを、受け流せる。
……これ揃う人って、なかなか居ないよね?
少なくとも、「萌えたい」よりは、
「難易度の高いゲームをクリアしたい」っていう人の方が向いてます。
個人的にはこのゲーム、嫌いじゃないです。
乙女ゲームがアドベンチャー一辺倒で、
漫画やアニメ寄りになっていくことはつまらないと感じているので、
こういうゲームならではの試みは面白いなぁと思います。