８時まで、ナニコレ珍百景をボンヤリ見てたんですけど、
飽きちゃってね。
ユーチューブでも見ようかなーって、パソコンつけたのよ。
そしたら、坂本龍一のピアノ生ライブが配信中ではありませんか！
どうやら７時ごろからやっていたようなんですが、
そんなわけで８時から見ました。
雅楽の笙（ぴゅい～って感じの音やつ）とのセッションと、
ザ・坂本龍一な曲を何曲か聴けました。
特にね、戦メリが良かった。
坂本龍一を聴いて、「戦メリが良かった」って、
本当に聴いてたの？って感じでしょう？（笑）
違うんです。
今までに聞いた中で、１番じゃないかと思うくらい良かったんです。
私、１９歳ごろに一度どハマりしたんですね、坂本龍一に。
コンサートも度々行ってたし、CDもたくさん持ってます。
そんな私ですから、戦メリは何度も何度も聴いてるんですね。
で、この曲って、難しいと思うんですよ。
ピアノの技術的なことじゃなくて、表現がね。
『戦場のメリークリスマス』っていう曲だから、
戦場の悲しみ、恐怖、現実と、相対するクリスマスの幸せ、夢、幻、
それをこう、マーブル模様にする感じでかき混ぜて、
悲しくも美しい人類な感じを表現したいわけですよ。
で、そういう壮大なテーマの曲だから、胡散臭くなりやすいんですね。
例えば戦争の悲しみを、わかったようなフリで表現したり、
軽い気持ちで演奏されたら、もう台無しでしょう？イラっとするよね。
それがね、今回はすごく良かったんですよ。
このライブは東日本大震災のチャリティーだったんですが、
曲の恐怖が震災の恐怖で、
幸せが平凡な日常、っていう感じに聴こえたんですね。
それでリアルにダイレクトに響いたんでしょうね。
あとはね、チベッタンダンスが良かったです。
この曲、元々好きなんですね。
今回は自動演奏との連弾で弾いてて、見てても面白かったです。
アレンジもカッコよかった！
あと、最後に弾いたaquaがね～。
初めてこの曲の良さがわかったわ。（実は今までピンと来てなかったの）
なんかね、毒素が抜ける感じ。
たぶん私、来年からこのブログで毒を吐かなくなるんじゃないかな。
……それは無いか！（笑）
そんなわけで、今年最後のブログ更新だろうと思うので、
皆様良いお年を！