いやぁ~、なかなか大変でした。
というわけで、以下感想です。
まずは、ざっくりどんなゲームなのかってことを書きますと、
主人公は国の王子で、自分の国が同盟国の裏切りにあって、
攻め込まれちゃったんですね。
それで、王子は一時国から逃れて、
国を取り戻すために、頑張っていくわけです。
そんなわけで、一緒に戦ってくれる仲間を増やしながら
戦いを勝ち抜いていくことになるわけです。
全部で25ステージ(だったかな?)くらいあって、
各ステージで数人仲間が増える感じです。
ゲームの内容はすごく単純なシュミレーションです。
槍は剣に強く、剣は斧に強く、斧は槍に強い、とか、
そういう三すくみがあったり、
地形がかかわってきたり、そういう感じ。
まず、難易度ですが、
単純にクリアするなら、そう難しくは無いんですが、
私は、全員戦死させないでクリアしたかったんですね。
このゲームは、人が死んじゃうんですよ。
戦闘不能じゃなくて、死んじゃうんです。
しかも、死ぬ時に最期の言葉を残して死んじゃうのね。
「あなたと共に戦えて……幸せでした……。(パタリ)」
って感じでね。……すごく悲しいんです。
だもんで、一人も死なないようにやろうと思うと、
慎重にならなくちゃいかんのです。
なにしろ、ウッカリ者の私なので、ウッカリの連続でして、
何度もやり直す羽目になりました(笑)
このゲームの一番の頭の使いどころは、
いかに慎重な判断をするか、ってところです。
私のようにウッカリしなければ大丈夫です(笑)
ただし、これはノーマルの難易度での話で、
難易度が選べるんですね。
高いのは、やってないからわかりません。
次に、シュミレーション部分。
これはわかりやすくていいですね。
ノーマルモードではじめると4ステージくらいの
簡単なやり方覚えましょうステージがあるんですね。
そこでちゃんと覚えられたんで、問題ないです。
移動も正方形のマス目だし、単純でわかりやすかったです。
私はかなり気に入ってます。
それから、ストーリーとか世界観とか。
これはね、プレーンです。
アクが無いです。かと言って、すごい面白い!!!ってこともないです。
個人的にはその、出しゃばらない感じが心地よかったです。
最近のゲームは、キャラを無理に立たせようとして、
ナルシス満タンでゴリゴリ押してきちゃうじゃん?
そうじゃなく、あくまでストーリーを演出するためにやってる感じで
そのほどよさが、心地よかったです。
でもちゃんと深いところまで作ってあるんですよ。
エンディングでそれを感じました。
最後にイラストですが、
これもオタク臭くなくていいです。
まぁ、オシャレでもないんですけど(笑)
地味ですが、いい味出してます。
イイ男もいれば、不細工もいるんですね。
全体に若干、ガッチリ系が多いので、
そっち系が好きなあっち系の方が喜びそうです(笑)
というわけで、単純にゲームとして楽しむなら、優秀なゲームだと思います。
DSの中では、かなりよく出来た作品って言って良いんじゃないかな。
でも、世界観にどっぷりとか、そういう感じにはならないですね。
ほどよく、良いゲームです。
それって、ゲームとしてはすごくいいって事だと思いますわ。
最近はゲームが映画みたいになってきちゃってますが、
ちゃんとゲームを楽しむことに腰をすえてる感じに好感を持ちました。