RPGで久々に、途中でやる気が失せております。
そんなわけで、最後までプレイするかどうかわからないので、
途中の段階ですが感想を書いておきます。
まず、ざっくりとどんなゲームか説明します。
主人公は死なない体質(?)の男で、
100年先に起こると予言されている大災厄に立ち向かうべく、
仲間を集めて戦うんですね。
ですが、集める仲間たちは人間なので、
いずれ老化して使い物にならなくなってくるんですね。
なので、新人をスカウトして、世代交代させつつ、
戦力を整えて戦っていくわけです。
レベルが上がる一方の普通のRPGとは違って、
ピークを超えると衰えていくんですね。
戦闘も、隊の並び方と、前線と援護部隊の交代のタイミング、
逃げるかどうか、時々召還、くらいしか指揮できません。
普通のRPGとはかなり毛色が違います。
そんな、ちょっと変わったRPGなんですね。
で、感想なんですが。
内容について云々の前に、ひとつ致命的な点がありましてね。
私の場合、100点満点中、このせいで50点マイナスなんですが、
ロードがいちいち長い!
たぶん私、もう100回以上
「NOW LOADING……」の文字を見せられてますよ。
とにかく、いちいちロードするんですね。
メモリーカードにインストールするシステムをとってないんですよ。
なので、どうにもなりません。
いちいちUMDのあの怪音をたててディスクがぐるぐる回ります。
(UMD版なので、ダウンロード版はどうだかわかりません)
それに加えて、システムもかなりもっさりしているので、
不快指数がかなり高いです。
そんな不快感を我慢しながらプレイしていたわけなんですが、
内容のほうもイマイチなんですね。
不死の主人公が、短い生を全うする人間たちを見守りつつ、
大きな悪に立ち向かう。
そう聞くと、深い内容のような気がしますが、
全然深く感じないんですね。
なぜなら、次々に人を交代させてるんで、
全員の名前を覚えていられないんですよ。
例えば、20年前に隊をやめた人が亡くなって、
葬儀があったりするんですが、
……誰だっけ?って感じで、思い出せないんですね。
私のプレイデータだと、
今の時点で50人ほどの登場人物が居るんですね。
で、顔は職業別なので、同じ職業だと同じ顔で、
ストーリーにかかわるキャラ以外は名前で覚えるしかないわけです。
よほどのめり込んでいない限り、50人を覚え切れません。
でも、主人公は勝手に感傷的なセリフを吐くんです。
私は覚えていないのに。
この温度差のポカーンがまずあります。
更には、葬儀は誰かが亡くなる度にあるんですけど、
主人公が毎度同じコメントを言います。
葬儀のコメントがテンプレート?っていう、違和感(笑)
そういう事務的に聞こえる会話が随所にあって、
それが私をポカーンとさせます。
このポカーンのコンボが、作品に入り込めない最大の理由です。
ただ、普通とはまったく違うRPGを作ろうとしたこととか、
レベルが上がるだけじゃなく、
“衰える”っていうことを表現しようとしたことに対しては、
拍手を送りたいです。
そういうチャレンジは、応援したいですね。